鹿児島県姶良市蒲生町下久徳
山腹に露出した一大岩壁に、約1700ともいわれる梵字が刻まれた場所。日本最多の刻字数ともいわれる。
刻まれた梵字の特徴としては、本来の字体に忠実ではなく、まるで人のような図像に字を擬人化している。
一時期に一気に同一人物・集団によって成立したものか、後代にその意思を受け継いで継続的に足されていったものか、無関係の人々が影響や触発を受けて増殖していったものか、このあたりも不明な点が多い。
この岩肌を越えて山頂に到ると、そこには蒲生城(竜ヶ城)跡が残る。
当地を治めた蒲生氏が12世紀ごろに築城したとされており、そうすると城として機能していた時期と梵字が刻まれた時期は重なる可能性もある。
個人的には、この梵字が刻まれる前の自然の岩肌だった時の人々の認識にも興味が惹かれる。
岩壁の下部には岩穴も複数存在する。 |
岩穴内部。石が敷き詰められている。 |
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除※鹿児島の摩崖仏には、このような屏風状の岩肌に刻まれる事例 ---
返信削除ブラジル、バイーア州で遺跡探索中に一枚の巨大な石英岩に描かれた図像群を発見したことがあります。その岩陰画には明確に象徴であ図像が確認されています(現在カーディフ大学宇宙生物学名誉教授/ビル・ネイピア=Bill Napie)ネイピア博士からの返信からの要約にて…
『その図像は私の著作のThe Cosmic Serpentで触れた、私が予測した通りの図像です。
15年以上前の著作の僅か一行に心を止めてくれてありがとう。棍棒を手に、聖火(松明)を掲げて走るランナーは洗練さていると思います。又このランナーの足元には塗り分ける事で表現している「双頭の蛇」が貴方は気づいていないが認められます。このランナーの頭髪は非常に長く後方に靡いています。これが何を示唆しているかは、あなたにはお判りでしょう。この岩絵がクリスタルの一枚岩に描かれていたとの事などから推察して、これ以外の図像にもある事象が強く示唆される可能性があります。追伸、ランナーの見開いた丸い目が真実に気づく事に期待しているのか様です』
以上です。
鹿児島の梵字とその他にも、上手に紛れ込ませた先人の何かがあるのではと思いました。
失礼します。