2022年2月13日日曜日

今宮神社の岩石祭祀事例(京都府京都市)


京都府京都市北区紫野今宮町

拙著『岩石を信仰していた日本人』で、一節を設けて報告した場所。

阿呆賢さん



阿呆賢さん(あほかしさん)のほか、神占石(かみうらいし)や重軽石(おもかるいし)の名がある。

石を手でなでてから、自分の体の悪い部分をさすれば、その悪い部分が治癒されるという。

また、石を軽く3回たたいて持ち上げてみると非常に重くなり、今度は願い事を唱えて優しく石を3度さすると、そこで石が軽くなったら、その願い事は成就するという。

竹村俊則『昭和京都名所図会5 洛中』(駸々堂出版、1984年)によると、「石を叩いたり突いたりすると重くて上がらず、撫でたり拝んだりして持ち上げると、軽々と上るといわれる」とあり、かつては叩くこと、つつくことがタブーだったことや、祭祀のバリエーションが認められる。


力石


「天保十一子二月 鷹峯高政持」の銘をもつと報告されている。

詳細不明


力石(写真手前)と不明石(写真右奥)

力石の近くにある、椅子状の形をした岩石。
京都市右京区の児神社にある石椅子などを想起させ、来歴不明ながらその歴史を注目している。


0 件のコメント:

コメントを投稿

記事にコメントができます。または、本サイトのお問い合わせフォームからもメッセージを送信できます。