2019年3月27日水曜日

三尊仏/夫婦岩(富山県黒部市)



黒部峡谷鉄道の釣鐘駅を降りて、徒歩1分の場所にある。

三尊仏

岩陰を庇として、三尊仏を安置する。

三尊仏

由来については、現地に立っていた看板が名文につき全文掲載したい。

三尊仏の由来

昭和十一年七月十五日、当町出身(宇奈月浦山)の新保フサ女に神告があり、「黒部ダム、黒四発電所建設の工事が始まるから、人間の災難、渓谷や、宇奈月町の災害を少なくするために、大日如来、釈迦如来、弥陀如来の三像を作り、この釣鐘の地に安置せよ」の神告で急いで三体をここに置いた。(黒部ダム建設の三十年前)
新保フサ女は四十日間高熱で生死をさまよう苦しみの後、霊感者、予言者となり、昭和元年に戦争の予告、敗戦や広島への原爆を予言し、刑務所へ収監された。彼女が予言した生地の大火、大阪の万博、愛本橋の流失はいずれも適中、実現している。
フサ女は善光寺へ参詣すること二百五十回に及ぶ。生存中の母の狂女扱いされた娘たちの母への孝養のため、この三尊のいわれを記したものである。

昭和六十年八月一日

宇奈月町浦山 森内すい
黒部町植木 新村はる

三尊仏

事実はどうあれ、まさに昭和に生まれ、昭和を駆け抜けた民俗である。
三尊仏とこの看板がなかったら、この一人の女性が抱いた情念は他人に広まらなかっただろう。

三尊仏

三尊仏の裏にも岩盤が続いている。
三尊仏がまつられたこの岩一帯を夫婦岩と呼ぶのだと思うが、どのような由来によるものかはわからなかった。

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