2019年11月18日月曜日

「磐座の森」(岐阜県恵那市)


岐阜県恵那市山岡町馬場山田

2004年に恵那市に合併された旧・山岡町には、多くの奇岩怪石があるということで巨石・磐座愛好者の間ではよく知られていた。

地元でもこれらは何なのかと研究会が発足され、全国各地からも愛好者が注目し始めたことから、1999年にはイワクラサミットin山岡が開催された。
これは以後現在まで継続して開催されているイワクラサミットの第1回目であり、イワクラ(磐座)学会が結成される原動力にもなった記念碑的な出来事とも言えるだろう。

サミットにあわせ、山岡町も町おこしを兼ねて町内各地にある巨石群の整備などを行なった。
そのシンボル的存在とも言えるのが「磐座の森」であり、山中の谷間から尾根上にかけて露出する奇岩怪石を「太古の磐座」とみなしたものである。

現地には多くの岩石に名前が付けられているが、歴史学的な側面からの研究に欠けており、考古資料、古文献記録、民俗儀礼の存在をまったく聞かないのが難点である。
また、市町村合併もあってか現在に至るまでの継続的な調査が途絶えているため、これらの岩石群が歴史的価値を持つものなのかどうかは保留せざるをえない。

「磐座の森」案内図。遊歩道入口→出口の順(反時計回り)に紹介していこう。


■ 大目玉石/大岩目玉石

目玉のような凹凸があるとして命名された岩石。岩石の上面を見たが凹凸は微妙な具合。



■ ストーンシート/神座(その1)

祭祀の座と目されて命名された岩石。



■ ストーンシート/神座(その2)

その1と同じく、祭祀の座と目されて命名された岩石。



■ 祭壇石

祭祀の座と目されて命名された岩石。特定できず。


■ 栗石

単体の巨石。名前の付け方が他と異なるため何らかの由来がありそうだが、情報収集不足につき不明。



■ 狛犬形岩偶

狛犬のような岩偶ということで命名された岩石。特定できず。


■ 石舞台

まるで古墳の石室のような構造を見せることから命名された岩石。



■ 目玉石

目玉のような凹凸があるとして命名された岩石。こちらも凹凸は明瞭でない。



■ 磐座/神座

祭祀の座と目されて命名された岩石。特定できず。


■ 大岩御神体石

斜面上に単独で屹立する大岩。その存在感から命名されたと思われる岩石。



■ メンヒル

岩石の柱状の様子から命名された岩石。



■ ドルメン

机状・鳥居状の構造を見せることから命名された岩石。本例の場合は亀裂によるものと推測される。



■ 人工文様石

人工風の文様があるらしいことから命名された岩石。特定できず。


■ 御神体石

その雰囲気から命名されたと思われる岩石。特定できず。


■ メンヒル

柱状の様子から命名された岩石。下に紹介した賈鳴石に隣接している。


■ 賈鳴石/組石遺構

積石のような構造物。名称の由来は情報収集不足につき不明。

賈鳴石。写真右奥が上で紹介したメンヒル。


■ 天の岩戸

岩門のような構造を見せることから命名された岩石。




そのほか、山岡町内には以下の巨石群の存在が報告されている。未訪のため名前と住所のみ記載する(現地には一切案内がなく、存在を知る案内人に連れていってもらわないと到達は困難と思われる)。

・雨洗美巨石群(岐阜県恵那市山岡町雨洗美) 環状に取り巻く巨石群や杯状穴があるという。
・源太洞巨石群(岐阜県恵那市山岡町源太洞) 石段や石門を思わせる構造物があるという。
・大久手渓谷(岐阜県恵那市山岡町大久手) 渓谷の巨石群。景勝。
・別荘巨石群(岐阜県恵那市山岡町別荘) ピラミッド形の巨石があるという。
・野田巨石群(岐阜県恵那市山岡町野田) 岩偶のような巨石があるという。
・奥小屋巨石群(岐阜県恵那市山岡町奥小屋) 文様のようなものを持つ巨石があるという。
・石戸神殿巨石群(岐阜県恵那市山岡町石戸) 神殿のような石組構造や石段を持つという。


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