2026年9月14日

星ヶ見岩(岐阜県中津川市)


岐阜県中津川市駒場 星ヶ見公園

 

長年の風化・浸食によって巨大な花崗岩に大きな亀裂の空間ができ、そこから真上を見上げると日中でも北極星を仰ぐことができることから「星ヶ見岩」の名前が付いたという。

星ヶ見岩以外にも全山に奇岩怪石が露出しており、目立つ岩石に対しては名前が付けられている。現在は遊歩道や案内板なども設置され、星ヶ見公園として整備されている。


江戸時代には「星ヶ宮」としてまつられ、星ヶ見岩の内部空間にまつられた妙見大菩薩には嘉永3年(1850年)の記銘が残る。星見の場所であり、妙見(北極星)信仰の場所であったことを今に伝える。

ただ、江戸時代に「星ヶ宮」と記した出典(地図?)が不詳であるのと、それより前の歴史記録の有無については確認できていない。

岩石信仰と天文の関係事例として近世の確かな歴史の残る好資料であり、さらなる研究の進展が待ち望まれる。


なお、星ヶ見公園の周囲には「ひょうたん池」と「神谷池」があり岩山の風景とあいまって美観をなすが、この2つの池は人工的につくられたため池であり、元来の景観と異なることに注意が必要である。


ひょうたん池から望む星ヶ見公園

星ヶ見公園の巨岩群(写真中央が星ヶ見岩)

星ヶ見岩には「北辰門」の字が刻まれる。

星ヶ見岩の亀裂入口

亀裂内の空間は妙見大菩薩の霊場を擁する。

内部空間から見上げた上空

星ヶ見岩と妙見大菩薩の位置関係

大小の二艘がある舟形の岩石を舟岩と呼ぶ。こちらは舟岩(小)

舟岩(大)。全長約9m。

お化け傘岩/お化けきのこ岩。逆三角形の形状を持ち、その異形から命名された。高さ5m。


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